ワーケーションとしてのマイクロツーリズムの重要性
大阪 福利厚生 出張マッサージ・整体サービスGEARの代表 濱尾です
コロナ感染防止か経済優先か。
政府が進めるGo Toトラベルキャンペーン(以下、Go To)をめぐって世論が割れている。10月からはGo Toに東京発着も加わったが、実際、どれくらいのインパクトがあるのか。
リゾート運営大手の星野リゾートとホテル大手のプリンスホテルの直近の業績から、Go Toの効果を読み解く。また、記事の後半では、コロナ期におけるホテルのあり方のベンチマークになりうる、直近の新規開業施設を紹介する。
マイクロツーリズムの重要性
まず、10月13日に開催された星野リゾートのプレス発表会で公表された業績の数字を見ていくが、数字を読み解くうえでキーワードとなるのが、星野佳路代表が提唱する「マイクロツーリズム」だ。
マイクロツーリズムは、「県内旅行と誤解されることが多いが、お客様が自宅から1~2時間で行けるエリアの旅行であり、軽井沢であれば、県境をまたいだ前橋や高崎あたりまでが商圏として含まれる」(星野代表)という。
このマイクロツーリズムの重要性について星野代表は、「感染拡大を防止しながら地域経済を両立する、新たな旅のあり方の1つ。
これまで私たちは、遠方のお客様に来ていただけるようサービスを充実させてきたが、コロナ感染拡大を受け、食事やアクティビティの内容をマイクロツーリズム商圏のお客様に来ていただけるようアジャストさせた。マイクロツーリズム商圏のお客様は、年に4回、5回とリピートしてくださる可能性があり、今回のように、旅行業が危機的な状況になったときに下支えとなる」と説く。
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